宮崎県南部に位置する宮崎県日南市に安楽畜産の牧場はあります。
とても日当たりが良く自然豊かな牧場です。
牛を育てる上で心がけていることの一つ目は畜舎の中を綺麗にすることです。
牛の寝床も丁寧に清掃し、通路にはゴミひとつ落ちていません。
そして牛自身もスタッフの手によって清潔で、綺麗に保たれています。
畜舎や牛が牛の糞尿で汚れていることがありません。
二つ目に心がけていることは牛の鼻輪をつけないことです。
鼻輪は牛にとってストレスでしかなく、常にストレスを感じている牛が美味しく育つはずがないという考えからつけていません。
牛に徹底的にストレスを感じさせずに育てるようにするのはとても大変なことですが、私達はそれを実践しています。
また、1頭1頭への愛情を注ぐことも忘れません。
このような努力の中、生まれた個人銘柄ブランド「安楽牛」をよろしくお願いします。
元々父が家畜商(牛の売買)をしていた為、
牛に興味があったことから父とは別の分野で挑戦しようと思い、牛飼い(飼育牛)を始めました。
ですが、最初から牛舎を持っていたわけでもなかった為、
まず牛舎を1棟作る所から始め、そこから手探りの中、飼育牛がスタートしました。
今現在みたいに機械類も豊富ではなかったので、
何をするにも手作業で多くの時間を費やし、従業員がいた訳でもなく家族で行っていましたので、
軌道に乗るまでは大変苦労しました。
麦やとうもろこしなど8種類をブレンドしています。
抗生物質を使わず、自然のものだけで作っています。藁と一緒に、1日2回朝と夕に餌を与えています。
餌を与えた後は、牛がリラックスして眠れるよう、従業員は牛へ近づかないようにしています。牛がストレスを受けず、ゆっくりくつろげる環境を心掛けています。
穴を開けて着ける鼻輪など、牛にストレスを与えるような飼育はしていません。
個人で飼育牛(肉づくり)を始めましたが、
良品な牛が出来ず、いろいろと悩む日々が続きました。
良品な牛を育てるために、視察に出かけたり、
独学で勉強したり自分が思う肉が出来上がるのには何十年と時間が掛かりました。
「他の飼育農家は良質な牛を作れるのだから、自分にもできるはず」と思い、
品質の良い牛がいる場所には遠くとも足を運び色々と学び、努力しました。
その甲斐もあって、現在では飼育している牛の9割以上がA4~A5ランクの最上級の品質誇る牛肉となりました。
現在でも良品な牛を育てるためには朝早くから夜遅くまで気配り、目配りが欠かせません。
そんな思いで私たちは一頭一頭大切に育てています。